【続編⑦】【派遣社員として働くための基礎知識】派遣から正社員への転職に成功した派遣社員Oさんの事例

【続編⑦】【派遣社員として働くための基礎知識】派遣から正社員への転職に成功した派遣社員Oさんの事例

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事に翻弄されて、派遣から正社員への転職に成功した派遣社員Oさんの事例をご紹介します。

派遣社員Oさんの転職活動状況は?

求人企業にとっての人材紹介会社利用のメリット

Oさんはリクルートエージェントのコンサルタントからピックアップしてもらった12社の大手企業のグループ会社の正社員事務案件に同時期にまとめて応募をしたようでした。

転職サイトに比べると、人材紹介会社経由の応募はいちいち履歴書や職務経歴書を直接提出する必要がなく、コンサルタント任せにできるため、求職者には手間はほとんどかかりません

人材紹介会社にもよりますが、求職者の職歴やスキル情報などは社内システムに登録されていて、社内システムから履歴書・職務経歴書にあたるような応募書類をほぼ自動で作成できるようです。

求人案件への応募というと、履歴書は手書きで書こうか迷ったり、見栄えの良い写真を貼ったり、職務経歴書は1社ごとに志望動機や自己PRを書き換えたりと、1社応募するにも一苦労といった印象がありますが、人材紹介会社のコンサルタントが求人企業に候補者の情報を送るのはさほど手のかかる作業ではないのです。

自ら応募することに比べて、人材紹介会社を理酔いした場合の応募の容易さに拍子抜けしますが、求職者目線から見たときに人材紹介会社の利用にメリットがあるように、求人企業にとってもメリットがあります。

  • 転職サイトやハローワークからの応募は、求人ニーズ(求める人物像)と全く違う候補者からも応募があり、書類選考や面接に労務コストを割かれるが、人材紹介会社から紹介される候補者はある程度スクリーニングされた候補者であり、効率的に選考ができる
  • 転職サイトは「応募者があるかどうかもわからないし、あっても求人ニーズから外れた候補者しか応募がない」というように、求人広告掲載の費用対効果が悪いケースが懸念されるが、人材紹介会社からの候補者は選考段階では無料であり、採用して手数料を支払うことになっても、効果がなく手間ばかりかかる転職サイトに比べれば費用対効果が良い

人気企業の求人案件の場合、「ダメ元で応募してみよう」というような候補者を含めると、かなりの応募者数になるはずです。

大企業であっても中途採用の専任担当者は一人いるかどうか。

他の仕事も立て込む中で、あなたが人事部の中途採用担当者であったなら、どこまで一人の候補者の書類選考に時間をかけられるでしょうか。

一人一人じっくりと精査したい気持ちはあっても、「学歴や職歴の数」「職歴の雇用形態」「履歴書や職務経歴書の読みやすさ、内容の充実度」など、一定の足切りのポイントを設けてスピーディに判断をしていくしかありません。

また、中途採用の一次面接はほとんどの場合、採用部署の現場マネージャーが行います。

人事部の中途採用担当者が面接のセッティングをしてきた候補者が、あまりにも的外れな候補者だったときに、「人事は見る目があるのか?忙しい時間を割いて面接をするのに」と、ひんしゅくをかってしまうのです。

そういった意味では「人材紹介会社から紹介された候補者」というのは、「こちらの求人ニーズを踏まえて、人材のプロが紹介をしてきた候補者」という裏付けのある候補者として扱うことができ、しかも履歴書や職務経歴書は人材紹介会社の様式なので内容に大きなムラもなく、安心して現場に面接の依頼ができるのです。

大手企業のグループ会社の1社で書類選考通過

リクルートエージェントのコンサルタントに大手企業のグループ会社12社に応募を依頼したOさんですが、その2週間後に1社の書類選考を通過し、一次面接の段取りになったそうです。

たまたまOさんが勤める派遣先F社と同じ業界であり、いまと同じ総務事務の求人で、Oさんにとっては願ったり叶ったりの求人です。

Oさんはリクルートエージェントが無料でおこなっている面接対策のセミナーに参加したり、コンサルタントに過去同じ会社で候補者が面接を受けた際の傾向などのレクチャーを受け、着々と準備を整えていきました。

面接対策のノウハウは本やネットで巷に溢れていますので、ここで言及はしませんが、私がいつもおすすめしている面接対策本は細井 智彦さんの転職面接必勝法という本です。