【続編④】【派遣会社営業マンのクレーム対応報告】派遣先から「テストの結果が悪かったので、明日から来なくていい」と言われた派遣スタッフQさんからのクレーム対応④

【続編④】【派遣会社営業マンのクレーム対応報告】派遣先から「テストの結果が悪かったので、明日から来なくていい」と言われた派遣スタッフQさんからのクレーム対応④

【派遣会社営業マンのクレーム対応報告】派遣先から「テストの結果が悪かったので、明日から来なくていい」と言われた派遣スタッフQさんからのクレーム対応①とその続編②続編③でお伝えしたC社でコールセンタースタッフとして就業し始めたQさんが、テスト結果を理由に強制的に即日退去させられた件で、C社との商談をする中で、私の挑戦的とも言える反論に業者慣れしたセンター長は怒って席を立ってしまいました。

会議室に残された私と、C社の研修担当者・窓口担当者。

このまま気まずく商談が終わるかと、頭の中で次のプランを練っていると、研修担当者から意外な言葉がでたのでした。

前回までの経緯

●一方的な主張を繰り返し、いう事を聞かなければ「親会社含めて取引を停止する」と脅してくるセンター長に対し、ブレずに反論を繰り返していると、怒ったセンター長は退席してしまった

●残った研修担当者は、意外にも今回の件について自社の対応のまずさを認め、当社に謝罪とともにQさんへの対応を協力してほしいとの依頼をしてきた。これは研修担当者の独自判断ではなく、別途C社法務部から指示を受けてのものであった

●協力にあたり、次の点を確認してもらい、改めて連絡をもらうことになった

  • センター長があの様子のままでは協力するにも支障がある
  • C社とその親会社含めた、当社との取引停止の働きかけをやめてほしい
  • センター長が当社を敵視していることは確かで、親会社にあらぬ働きかけをされると困るので、親会社のしかるべき方に今回の経緯においての当社の立ち位置(要するに当社が一方的に悪いわけではないこと)について事前に説明させてほしい
  • Qさんとの労務トラブル解消を代行するにあたり、金銭解決を前提とした時に、どれだけの予算があり、どのように支払いをしてもらえるのか?また、当社の機会損失した分の利益に関しても支払いをしてほしい

対応経緯

C社との再度の打ち合わせ

翌日に研修担当者から電話があり、C社と再度打ち合わせることになりました。

先方のメンバーにセンター長はおらず、私1人に対し、部長(センター長の上司)・法務部の課長・研修担当者・窓口担当者の4名です。

若い頃は相手の役職が高かったり、人数が多かったりするとずいぶん緊張しましたが、最近は面の皮が厚くなったのか全く動じません。

経験を重ねて、商談のパターンが頭に入っているのもそうですが、自分なりのポリシーというか、考え方の軸ができたのが理由のように思います。

ですので、大抵のやりとりで答えに詰まることはありませんし、最悪答えが出ないときは持ち帰ればいいだけです。

半ば開き直って日々の仕事をしているので、周りの同僚からすると「冷静沈着」、とい言うよりも「飄々としている」と見えるみたいです。

話が逸れましたが、お忙しい中、大人数で参加してくださったC社からはどんな話が出てくるのでしょうか。

まず、先方の部長が口を開きます。

  • 今回は当社のセンター長がQさんに対して不適切な対応をしてしまったようで申し訳ない
  • それに伴って予想されるQさんと当初の労務トラブルについて、これまでのQさんと御社の関係性を活かして、御社で初期対応を代行してくれると聞いている
  • また、それに伴い、いくつか条件ももらっていると聞いている

特に異論はありませんでしたので、私が相槌を打つと、部長は話を続けます。

  • 頂いた条件だが、まず当社のセンター長についてはこの件には関わらせないし、親会社含め、御社との取引を停止するなどと言うことはしないので安心してほしい
  • しかし、Qさんとの労務トラブルについて、当社が何かしらの費用を出すことはできない
  • センター長の落ち度があったとはいえ、Qさんは御社と雇用契約のある人物なのだし、そもそもスキル不足の派遣スタッフを派遣してきた御社に落ち度がある
  • Qさんから当社に何かしらの訴えがあったとしたら、それは社員管理をできていない御社の責任、なんとしてもQさんが当社を訴え出るようなことは防いで欲しい

あれ?

なんだか、話が元に戻っています。

法務とも相談して、「今回の当社の対応は問題があり、Qさんから当社に直接訴え出られる可能性もあることから、まずは派遣会社と協力して穏便に事を済ませるようにとの話があった」んじゃなかったんでしたっけ?

そんな話をしていた研修担当者は気まずそうに私と目を合わせません。

法務部の課長も、部長の発言に特に違和感があると言うようなそぶりはありません。

つまり、法務部の指示は「今回のQさんに対して、テストの結果が悪かったからという理由で強制退去させた件は当社に非があるので、その非は認めつつも、派遣会社と協力して、派遣会社に穏便に解決させろ」と言う意味合いだったようです。

そうなると、今回のQさんへのC社の対応自体に非を認めないセンター長よりも一歩ほど認識が変化したに過ぎません。

「時間の無駄だったな」と、休戦モードだった私に再び火が入りました。

もともとC社とは取引が終わっても構わないと思っていましたので、思う存分戦おうと思います。

反撃開始

再戦のやる気に火のついた私から、反撃を開始します。

  • 今日はQさんのトラブルに関して御社のお考えは理解した
  • 私が想定したお話と違ったが、今後について私は次のように考えている
  1. Qさんと当社の労務トラブルは解決に努力するが、Qさんと御社がトラブルになった場合は特に何もできない。本来当社がタッチできないことと認識している
  2. それを不本意とされて、もしくは今回のQさんの一連の出来事をもって、当社との取引を停止されるなら、それは仕方ないことと覚悟している
  3. 本件は御社の親会社と直接関わりのないことではあるが、「御社の企業グループ内でこういった出来事があり、お叱りを頂いた」ということで、懇意にして頂いている親会社の人事部長、また近日に当社の役員が親会社の常務にお会いする予定があるが、そこでもお叱りを頂いたお詫びをしようと思う。

話しながら、自分で自分に、「慇懃無礼というのはこういうのをいうのかなぁ」と感心してしまいました。

言い方はへり下りながらも、先方には次のように伝わったはずです。

  • そっちがそのつもりなら、ウチは御社とQさんのトラブルには何も手を貸さないですよ
  • 取引停止で結構、むしろこっちから願い下げです
  • 御社が親会社におかしなことを言わないように、こちらも手を打ちますよ。脅し文句ではなくて親会社の人事部長や、常務にもパイプがあるんですよ

私からの話に、C社の部長は明らかに不機嫌そうです。

その後も、C社の部長が数回にわたって「Qさんの件はオタクでなんとかしろ」という意味合いの話をしてきましたが、私も負けずに同じ話を繰り返します。

話が平行線になり、これ以上議論しても無駄かと思い、そろそろお暇しようかと思った頃にC社の部長が言いました。

「あなたの話はわかった。できればあなたの上司と直接話をさせてもらえないか?上司の方と話しても結論が変わらなかったとしても構わないので、連絡先を教えてほしい」

そう言われると断る理由もありません。

このまま議論を平行線のままにしてもお互い良くありませんし、そろそろ上司に下駄を預けた方が良さそうです。

長くなりましたので続きは次回とさせて頂きます。

前編①前編②前編③はこちら

続報⑤はこちら

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