【続編③】【派遣会社営業マンのクレーム対応報告】派遣先担当者から突然「Rさんがセキュリティ事故を起こしたので、解雇してほしい」というメールがあった派遣スタッフRさんのクレーム対応③

【続編③】【派遣会社営業マンのクレーム対応報告】派遣先担当者から突然「Rさんがセキュリティ事故を起こしたので、解雇してほしい」というメールがあった派遣スタッフRさんのクレーム対応③

【派遣会社営業マンのクレーム対応報告】派遣先担当者から突然「Rさんがセキュリティ事故を起こしたので、解雇してほしい」というメールがあった派遣スタッフRさんのクレーム対応①とその続編②でお伝えしたH社で2年近く働くRさんの新任の派遣先担当者が、ある日突然「Rさんがセキュリティ事故を起こしたので、解雇してほしい」というメールを送ってきた件ですが、Rさんが顧客情報を社外に持ち出したとする疑いの根拠を聞いても納得のいく回答もなく、これ以上話しても進展を期待できなかったため、しかたなく今持つ情報でRさんと面談をすることにしたのでした。

前回までの経緯

●課長の主張する「Rさんが顧客情報を社外に持ち出した」という疑いの根拠を求めると、メールで送られてきたのは、問題の顧客情報のExcelファイルを共有フォルダ上で操作している履歴や、共有フォルダからダウンロード(自分の業務PCにコピー)した履歴であり、業務としてそのExcelファイルを多用するRさんであれば、当たり前の履歴が残っているデータであった

●なぜこのデータが疑いの論拠になるのか突き詰めて質問していくと、同じ職場のメンバーから「Rさん本人が雑談の中で顧客情報の社外持ち出しを漏らした」という申告があったという新たな事実を口にした

●考えるに、課長の送ってきた根拠となるデータは、そのメンバーからの申告を鵜呑みにし、こじつけたとも取れる内容であった

●矛盾があると反論しても「一度Rさん本人とも話して、処分を考えてほしい」の一点張りで、らちがあかず、しかたなく今持つ情報でRさんと面談をすることとなった

対応経緯

Rさんとの面談

いつもは事前にアポを取って来社するのに、突然面談を依頼してきた私にRさんは訝しげです。

どう話したものか迷いましたが、「どう話したものが私もわからないが、落ち着いて話を聞いてほしい」と前置きして、課長からかけられている顧客情報の社外持ち出しの疑いと、その疑いの根拠が職場のメンバーの誰かであることを話しました。

Rさんは私の話に頷きつつも、身に覚えのない疑いにあまりに腹が立ったのか、「そんなわけないじゃないですか!?」などと憤りつつも、ひとしきり話を聞いてくれました。

「ないとは思いますが、そういった疑いに身に覚えはありますか?」という私の問いに、Rさんは「全く身に覚えがないです」と即答。

Rさんは色々と考えを巡らせながら、なぜこのような状況になっているのか、自分なりの考えを話してくれました。

  • 今、私が所属しているプロジェクトは事業部内でも有名な大変な案件を担当している
  • 新任課長は、課長職自体が初めてで、業務にも役職にもかなり戸惑っている様子が感じられた
  • 課長のほかに社員が2名いるが、社歴が浅いため、あまり戦力になっておらず、ますます課長の負荷は大きくなっていると思う
  • そんな中、5人いる派遣スタッフのうち、3ヶ月前に他の派遣会社からスタートした男性は、事務を行う派遣スタッフではなく、業務改善や効率化を図る目的で、コンサルタント的な立ち位置で業務を行う、コンサルティングの経験がある人物
  • 実際に業務改善や効率化により、だいぶ仕事がうまく流れるようになってきた
  • そういった実積もあり、実質的に課長に次ぐ発言権を持つような立ち位置になってきた
  • ただ、私は彼の歓迎会の時にセクハラめいた発言や振る舞いをされ、避けて回っている
  • それが気にくわないのか、最近は私が仕事の締め切りを守れないように、わざとギリギリに仕事を回してきたり、締め切りに間に合わせようと残業すると「生活残業するな」と課長や周りのメンバーに聞こえるように非難されたりして、肩身の狭い思いをしている
  • 彼に発言権が集中してきたので、他の派遣スタッフも彼に媚びるようになり始め、考えられないことだが、実務を任せきりの課長も彼に媚びるような態度を見せる
  • 今回の疑いは根も葉もないものだが、私を気にくわない彼が、課長に入れ知恵し、行われている企みなのではないか?

Rさんは少し涙ぐみながら話してくれました。

Rさんの話に驚きつつも、その話の通りなら、課長の根拠の薄い主張や総務部に話を上げたがらない理由も納得がいきます。

Rさんの話が事実なら、顧客情報を社外に持ち出したとする疑いは濡れ衣であり、Rさんは男性派遣スタッフからセクハラまがいの扱いを受け、職場での嫌がらせが横行し、あまつさえ責任者である課長はその嫌がらせを助長している、という構図が浮かび上がるのです。

今後の対応のポイントは、課長とRさんのどちらを信じるか?ということになりそうです。

「労働力の仲介業」たる派遣会社営業マンの私は、仲介業者らしく、いつもでも両者の間を取るような調整を心がけてしまいますが、今回の問題解決は「伸るか反るか」中間地点はなさそうです。

徹底的にRさんの味方をする

課長とのこれまでのやりとりからの不信感、なによりRさんとのこれまで2年間の信頼関係から、徹底的にRさん味方をすることにしました。

Rさんにもその想いを伝えると、Rさんも頼もしく思ってくれたようです。

では実際に想いを行動に移しましょう。Rさんと一緒に作戦を練らねばいけません。

いざという時に身内からハシゴを外されないように、上司にもお客さんと喧嘩することを伝えとおかなければなりません。

長くなりましたので、続きは続編とさせて頂きます。

前編①前編②はこちら

続編④はこちら

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