【派遣会社営業担当のクレーム対応報告】派遣先の既婚中年担当者から「俺と付き合わない?」と告白された派遣社員Wさんのクレーム対応

派遣会社営業担当のクレーム対応報告】派遣先の既婚中年担当者から「俺と付き合わない?」と告白された派遣社員Wさんのクレーム対応

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私の担当派遣社員として派遣先のT社に営業事務として勤務してくれている20代女性のWさんですが、「派遣先の指揮命令者である既婚の中年男性から告白され、おつきあいを迫られて困っている」との相談がありました。

その際の経緯や対応について、営業日報形式でご紹介します。

派遣会社営業担当が、どんな事を考えて問題解決をしているのかがお分かり頂けます。是非ご覧ください。

相談経緯

●WさんはT社で3ヶ月前に営業事務として就業をスタートした

●Wさんは20代前半の独身で、明るく人懐っこい印象の女性

●40代前半の既婚男性 S係長の仕事のサポートをするという役割

●就業スタートから期間も短いが、S係長やその上司の課長からのWさんへの仕事の評価はとても高い

●ある日、仕事終わりにたまたまWさんとS係長が退社するタイミングが重なり、最寄り駅まで一緒に歩くことになった

●その道中で突然S係長から「Wさんってつきあっている人いるの?良かったら俺とつきあわない?」と告白された

●S係長は既婚者であるし、中年男性そのものの風体。恋愛の対象になど出来るはずもなく、「つきあっている人がいるので」と断ったが、今後どんなふうに対応してよいのかわからないので相談に乗ってほしい

対応のポイント

派遣社員への対応、派遣先への対応ともに、ポイントはS係長の告白や、今後のWさんへの関わり方を、Wさんがいつ時点でハラスメントであると受け止めるかという点です。

現在の諸法律や世論・一般的受け止めとしては、労働者の権利は雇用主より圧倒的に強く、またハラスメントとなれば被害者、とくにセクシャルハラスメントの場合は被害者の主張の方が圧倒的に強いのです。

当社の派遣社員であるWさんを守るということが大前提になりつつも、ハラスメントを巡っての争いとなれば問題解決は派遣社員・派遣先・派遣会社の三者で泥沼化をすることが多く、未然防止や状況悪化の抑止が必須の対応となります。

派遣会社営業担当としては次のように段階的に状況を見定め、状況にあった対応をしていくことが必要です。

  • S係長から告白され断ったという状況の中でWさんはいまの仕事を続けることに精神的負担は大きくないか?
  • S係長から再度の告白など、上司部下という逃げられない関係を背景とした、しつこく関係を迫るようなアプローチはないか?
  • Wさんから色よい返事をもらえないことを逆恨みして、S係長が上司部下の関係を背景に無茶な指示や、いわれのない悪い評価といった嫌がらせはないか?
  • Wさんから色よい返事をもらえないことを逆恨みして、次回の契約は更新しないといった働きかけはないか?

対応経緯

派遣社員Wさんへのへの対応

最初にWさんから話を聞いたときは耳を疑いました。

私のお会いしたことあるS係長は、私と同じくらいの年齢で、禿げ上がった額の中年男性です。

とても20代の女性に「俺とつきあわない?」なんて言える風体ではありません。

告白するからにはある程度の勝算があったのでしょうが、どこからその自信が湧いてくるのか、小一時間問い詰めたいくらいです。

そもそも奥さんもいるわけで、そこからして論外なのですが。

Wさんへのアドバイスの前にいくつか質問をします。

  • そのような担当者のいる派遣先に派遣して申し訳なかったが、S係長のサポート的な仕事であるために、今後もS係長との関わり合いは避けられないが大丈夫か?
  • 環境自体が耐えられないということであれば、契約期間の途中でも他の派遣先紹介の手配をする

私からの質問にWさんは次のように答えました。

  • 告白については断っているわけで、S係長が今後自分にどんな関わり方をしてくるのか、1-2週間様子をみてから今後を考えようと思う
  • もしS係長がまた告白をしてきたり、何か嫌がらせをしてくるようなら、契約期間途中でも他の派遣先の紹介をお願いしたい

Wさんの考え受けて、私からさらに質問をします。

  • そうすると今のところは私からT社へのアプローチは行わず、しばらく様子を見るという認識でいいか?

Wさんはそれでいいと言うので、何かあればすぐに連絡をするようにお願いしました。

1週間後にS係長から呼び出し

Wさんとの面談の後、Wさんはからは何の連絡もなく、そろそろ様子をうかがう面談でもしようかなと考えていました。

そんなタイミングでS係長から「Wさんの件で話したいことがある」と呼び出しがかかったのです。

長くなりましたので続きは続編とさせて頂きます。

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