【続編⑥】【派遣社員として働くための基礎知識】派遣から正社員への転職に成功した派遣社員Oさんの事例

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引き続き、日々の仕事に翻弄されて、派遣から正社員への転職に成功した派遣社員Oさんの事例をご紹介します。

派遣社員Oさんの転職活動状況は?

大手企業のグループ会社に狙いは定まったものの、また応募をためらうOさん

東京しごとセンターから紹介された求人案件で内定を獲得するも、判断に迷ったOさんは内定を断り、自分の市場価値を掴んだ上で納得の転職をしようと、しばらく腰を据えて転職活動に取り組む決意をしたようでした。

このような「腰を据えて転職活動をしよう」といった決意ができるのも、在職をしながら転職活動をしているからこそです。

リクナビNEXTとらばーゆといった転職サイトで求人案件を探していると、どうしても目につくのは「大手企業のグループ会社」の求人。

いま派遣社員としているF社は、派遣社員として勤めている中では、「社員はあまり仕事をせずに、派遣社員に仕事を押し付けて有給の消化に熱心」とか、「少し精神的に追い詰められただけでメルタル不調と称して休職を繰り返す不良社員ばかり」などと、派遣社員仲間では悪態をついてしまいますが、やはりそれだけ「社員が会社に守られている」ということだと感じるようになったそうです。

リクナビネクストやとらばーゆといった転職サイトで検索すると、それなりに求人案件はでてくるのですが、やはり数は限られていますし、応募者も多そうで競争率が高そうです。

持ち前のOさんの慎重な性格が顔を出し、「応募して、全部書類選考で落ちたらおしまいだし、どうしよう・・・」と1つも応募ができなくなってしまったのです。

人材紹介会社の利用をおすすめする

完全に袋小路に迷い込んでしまったOさんの転職活動ですが、「それなら人材紹介会社を利用してみては?」とおすすめしました。

Oさんは「人材紹介会社は敷居が高い」とか、「紹介手数料の分だけハードルが高い」といったことを気にしていました。

ただ、人材紹介会社にも利用するメリットがあります。

  • 過去に応募した候補者の書類選考や面接結果の情報が蓄積されていて、これらの結果を踏まえたアドバイスも期待できる

気になっている大手企業のグループ会社への応募が「応募して、書類選考や面接で落ちたら後がないから、応募できない」というような袋小路に迷い込んでいる位なら、無料のサービスでもありますし、利用するに越したことはありません。

私も過去利用したリクルートエージェントを改めて紹介すると、Oさんは早速コンサルタントとの初回の面談を予約したようでした。

大手企業のグループ会社に応募し始める

リクルートエージェントのコンサルタントとの面談で「福利厚生の充実ぶりや、職場顕教が整っていることから大手企業のグループ会社での事務職を希望している」ことを伝えると、OさんがリクナビNEXTとらばーゆといった求人サイトで見つけていた大手企業のグループ会社の求人案件はリクルートエージェントでも扱っていて、一通り紹介をされたそうです。

そして、転職サイトから応募するのと、リクルートエージェントから応募することの違いについて、次のように説明を受けたそうです。

  • 転職サイトからの応募は、あくまで個人として応募するため、応募書類はその求人企業側のルールに従って、機械的に判断されるケースが多く、面接への通過率が低い
  • リクルートエージェントからの求人企業に紹介した場合、求人企業は「リクルートエージェント側である程度、候補者の選別をした上で紹介をしてきている」と判断をされることが多く、面接に結びつきやすい
  • 求人企業に紹介をしっぱなしではなく、リクルートエージェントのコンサルタントから求人企業に対して、候補者のアピールや面接実施のためのプッシュをするため、より面接への通過率が高まる
  • また、面接が行われることになった場合には、過去の応募者の面接結果からみたアドバイスを行うことができる

転職サイトと人材紹介会社の違いの説明を受け、納得したOさんは早速応募を進めます。

合わせてリクルートエージェントのコンサルタントからは同時に複数の求人企業に応募することも勧められたそうです。

これは1社1社の選考結果に一喜一憂するよりも、ある程度のテンポを持って転職活動をすることを考えた時に、書類選考から面接に進む件数を増やすためには、ある程度の求人案件への応募の母数が必要になるということです。

実際に私の経験としても、ある程度時期を固めて、次から次に面接をするようなテンポの良い転職活動しないと、モチベーションの維持が難しかったり、上手く面接を進めるための自分なりのノウハウのようなものが、その度にリセットされてしまうと感じ、人材紹介会社のすすめに従って、結構な数の求人案件に同時に応募しました。

ただ、ここで気をつけなければいけないのは、あまりに頻繁に書類選考や面接を行うあまり、転職活動自体が目的化して、なんのために転職をしたいのか?といった本来の目的がぼやけてしまうことです。

いわゆる「手段が目的」になってしまっている状況で、不本意な転職になってしまう可能性が高いのです。

人材紹介会社は求職者の採用が決まって求人企業から紹介手数料をもらうというビジネスモデルですから、コンサルタントは必ずしも求職者の希望にそう転職が実現するまで付き合う理由がありません。

コンサルタントが成績評価されていることを考えると、「求職者は採用が決まりやすい企業に興味・応募を誘導される」可能性があることを念頭において付き合うべきです。

まれに、無料でサービスを受けておきながら、自分の意に沿わない対応があると騒ぎ立てるような方もいますが、相手と自分の立ち位置や利害を考えながらバランスを取っていくのが大人であって、自己責任は大前提になるものです。

少し話がずれましたが、リクルートエージェントのコンサルタントのアドバイスに従って、複数の求人案件を同時並行することを選んだOさん、大手企業のグループ会社の求人案件は数に限りがありますから、同時並行で進めていくということは「短期決戦」になりそうです。

長くなりましたので、続きは続編とさせて頂きます。

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