【まとめ記事】派遣→正社員への転職を成功させるための転職サイト、人材紹介会社(転職エージェント)の効果的な選び方・使い方

派遣→正社員への転職を成功させるための転職サイト、人材紹介会社(転職エージェント)の選び方・使い方

【派遣社員として働くための基礎知識】派遣から正社員への転職に成功した派遣社員Oさんの事例として、Oさんの派遣→正社員転職成功までのエピソード、私が都度行ったOさんへのアドバイス、F社からの強硬な退職引き止めに対して行った営業担当としての私のアクションをストーリー仕立てで1話〜13話完結のシリーズでお伝えしてきました。

この記事ではシリーズの中から派遣→正社員転職成功のノウハウだけを切り出し、お伝えしきれていなかったノウハウも加筆して、まとめ記事としてご紹介します。

派遣→正社員転職成功にかかせない転職サイトの選び方

求職者が無料で利用できる転職サイトは派遣→正社員への転職活動に必須の手段です。

自ら検索して求人案件を絞り込んでいき、応募をするスタイルのため、ある程度転職の希望条件が明確な方におすすめです。

転職サイトの選び方

転職サイトは数多くありますが、1〜2つの転職サイトを利用すれば十分です。

求人企業は複数の転職サイトに求人案件を掲載しているため、多くの転職サイトを見ても、求人案件が重複したりして非効率だからです。

転職サイト選びのポイントは次の通りです。

  1. 求人案件の量
  2. 求人の質
  3. 検索のしやすさ

派遣会社営業担当の私が担当する派遣社員は9割が女性なので、正社員での転職活動のアドバイスを求められると、たいてい次の2つをおすすめします。

おすすめの転職サイト

リクナビNEXT

  • 求人案件の量が一番多く、ブランドイメージを守るため質もある程度担保されている
  • 検索しやすい

とらばーゆ

  • 女性向けの求人案件のみを扱う転職サイト
  • 女性向けのみという意味で求人案件の量が多く、ブランドイメージを守るため質もある程度担保されている
  • 検索しやすい

派遣→正社員転職成功にかかせない人材紹介会社(転職エージェント)の選び方

求職者が無料で利用できる人材紹介会社(転職エージェント)も派遣→正社員への転職活動に必須の手段です。

転職サイトとの違いは、サポートをしてくれるエージェント(コンサルタントなど呼称はいろいろ)がつくこと

次のような方におすすめのサービスです。

  • 転職活動に慣れておらず、転職の希望条件の明確化や、求人案件の選び方、応募書類の作り方、面接対策など、なんらかのサポートを必要としている方
  • 自ら求人案件を探すより、自分の希望条件踏まえてエージェントから「提案」されるスタイルの方があっている方

人材紹介会社(転職エージェント)を利用するメリット

人材紹介会社(転職エージェント)を利用するメリットは、担当エージェントがつくことであると置き換えられますが、そのメリットとはなんでしょうか?

  • ハローワークや転職サイトで転職活動をする場合には、書類選考や面接の場数を踏んで「体で覚える」転職ノウハウを、人材紹介会社のエージェントの持つノウハウや蓄積された情報で効率的に転職活動が進められる
  • どうしても就職したい企業があったときに、過去に応募した候補者の書類選考や面接結果の情報が蓄積されていて、これらの結果を踏まえたアドバイスを期待できる
  • 履歴書や職務経歴書は、人材紹介会社に登録した時のデータで自動的に作成され、エージェントが求人企業に送ってくれるケースが多く、求職者が相手先ごとに志望動機を考えた応募書類を作ったり、写真を用意したりという手間が省ける
  • エージェント経由で面接の手応えを聞くことができ、他の求人企業への応募のタイミングをはかることができる
  • エージェント経由で面接が不調に終わった場合にはその理由を聞くことができ、次に活かすことができる

代表的なメリットだけでも人材紹介を利用する価値があることがご理解頂けると思います。

人材紹介会社(転職エージェント)の選び方

人材紹介会社(転職エージェント)も数多くありますが、1〜2社の人材紹介会社を利用すれば十分です。

あまり多くのエージェントにサポートを受けても、お互いに関係が深まらず、期待するようなサポートが受けられないからです。

希薄な関係のエージェントでは、単に求人案件情報がメールで送られてくるだけなってしまいますから、これでは転職サイトと変わりありません。

人材紹介会社(転職エージェント)選びのポイントは次の通りです。

  • ノウハウや書類選考・面接結果の情報の蓄積が多い大手人材紹介会社
  • エージェントの質がある程度平準化された大手人材紹介会社

この記事では、人材紹介会社(転職エージェント)利用の前提をブルーカラーから、課長程度までの管理職を上限としたミドル層の正社員での転職としています。

そのため、求職者が人材紹介会社(転職エージェント)利用のメリットを最大限に享受できるのは、広く浅く数多くの求人案件を持ち、情報やノウハウの蓄積量が多い大手人材紹介会社ということになります。

また、エージェントの質は当たり外れが大きいと考えておくのが妥当です。

エグゼクティブや職種を限定したハイクラスの求人案件を扱う人材紹介会社(転職エージェント)のエージェントは専門性や人脈が広く、ある意味専門職ですが、ブルーカラーやミドル層までを扱う人材紹介会社(転職エージェント)のエージェントは玉石混交で、業務が仕組み化されていて社員教育のしっかりした大手のエージェントにそつなくサポートしてもらう方が無難です。

おすすめの人材紹介会社(転職エージェント)

リクルートエージェント

転職エージェント機能と転職サイトの両方の機能を持っており、エージェントに客観的な視点でサポートを受けつつ、主体的に希望条件に合った求人を探し出すこともできるという「いいとこ取り」のサービス構成です。

結局、転職はしなかったのですが、私は一時期リクルートエージェントを中心に転職活動をしていました。

当時39歳の私は、「30代のうちに、最後に転職活動をしてみよう」と思い立ち、いろいろな人材紹介会社の門を叩いたのですが、一番しっかりと対応をしてくれたのがリクルートエージェントでした。

人材紹介会社も営利企業ですから、「売れる人材」しか扱いません

正直、人材紹介会社(転職エージェント)によっては門前払いをされるようなケースもあり、20代〜30代前半までの若手や、職歴や経験に魅力のある人材でないと、満足なサービスを受けられない可能性があることを踏まえておく必要があります。

そういった意味では40歳を手前にした私にも真摯に対応してくれ、ミドル層向けの求人案件も数多くあったリクルートエージェントはありがたい存在でした。

私はリクルートエージェントの持つ、転職エージェントと転職サイトの2つの機能を、次のように利用していました。

  • 転職の目的や、希望条件の棚卸しといった客観的な視点が有効な事柄はエージェントとの相談の中で整理していく
  • 希望条件が整理された上で、エージェントがどのような求人案件であれば私が「売れる」、つまり「市場価値がある」と判断したのかを参考にし、実際に応募して選考を進めてみる
  • ある程度、自分が「売れる」求人案件はどのようなものなのかの勘所がわかったら、 の転職サイトで自ら求人案件を選んで応募してみる

マイナビエージェント

DODAと同じく、転職サイトである「マイナビ 転職」と合わせて利用することでエージェントに客観的な視点でサポートを受けつつ、主体的に希望条件に合った求人を探し出すこともできるという「いいとこ取り」になります。

私は利用していませんが、人から勧められることが多かったのでご紹介します。

人材紹介会社(転職エージェント)を利用する際の注意点

人材業界の横のつながりで知り合いのエージェントから話を聞くと、エージェントの仕事のポイントは「一番転職意欲が高い初回のカウンセリングで、いかにその気にさせ、数多くの求人案件を選考に進ませるか」だと言います。

初回のカウンセリング(面談)で求職者が驚くような物量の求人案件を紹介し、その場でできるだけ多くの求人案件を選考に進めさせ、転職へのモチベーションが高いうちに早期に転職を決定させるというものです。

つまり、人材紹介会社(転職エージェント)を利用する際は次のようなことに注意する必要があります。

  • 人材紹介会社(転職エージェント)のペースで応募する案件や転職の結論を出さない
  • 色々な企業に応募し、選考を進めていくに従って、決まらないことに焦ってくるが、「転職は手段であって目的ではない」、つまり当初の転職の目的を果たせなければ、無理に転職する必要がないことを常に頭に置く

人材紹介会社(転職エージェント)は求人企業からの手数料ビジネスですので、「求職者を転職させてなんぼの商売」であることは理解しておかなければいけません。

人材紹介会社(転職エージェント)から応募すると採用ハードルが高い?

人材紹介会社(転職エージェント)を利用して求人案件に応募すると紹介手数料の分、ハードルが高くなるケースがあります。

紹介手数料は一般に想定年収の30〜35%、強気な大手人材紹介会社(転職エージェント)では40%を請求するようなところもあり、想定年収500万円で紹介手数料率を35%とした場合、175万円にもなるのです。

例えば、同じような職務経験の候補者が二人いて、一人がハローワークからの候補者、もう一人が人材紹介会社(転職エージェント)からの候補者で甲乙つけがたい場合、紹介手数料の分だけ、ハローワークの候補者の方が有利になることは十分に考えられます。

求人企業が高い手数料の人材紹介を使う理由

高い紹介料を払う分、当然求人企業にとって人材紹介会社(転職エージェント)を利用するメリットは多いのです。

  • 転職サイトやハローワークからの応募は、求人ニーズ(求める人物像)と全く違う候補者からも応募があり、書類選考や面接に労務コストを割かれるが、人材紹介会社(転職エージェント)から紹介される候補者はある程度スクリーニングされた候補者であり、効率的に選考ができる
  • 転職サイトは「応募者があるかどうかもわからないし、あっても求人ニーズから外れた候補者しか応募がない」というように、求人広告掲載の費用対効果が悪いケースが懸念されるが、人材紹介会社(転職エージェント)からの候補者は選考段階では無料であり、採用して手数料を支払うことになっても、効果がなく手間ばかりかかる転職サイトに比べれば費用対効果が良い

人気企業の求人案件の場合、「ダメ元で応募してみよう」というような候補者を含めると、かなりの応募者数になるはずです。

大企業であっても中途採用の専任担当者は一人いるかどうか。

他の仕事も立て込む中で、あなたが人事部の中途採用担当者であったなら、どこまで一人の候補者の書類選考に時間をかけられるでしょうか。

一人一人じっくりと精査したい気持ちはあっても、「学歴や職歴の数」「職歴の雇用形態」「履歴書や職務経歴書の読みやすさ、内容の充実度」など、一定の足切りのポイントを設けてスピーディに判断をしていくしかありません。

また、中途採用の一次面接はほとんどの場合、採用部署の現場マネージャーが行います。

人事部の中途採用担当者が面接のセッティングをしてきた候補者が、あまりにも的外れな候補者だったときに、「人事は見る目があるのか?忙しい時間を割いて面接をするのに」と、ひんしゅくをかってしまうのです。

そういった意味では「人材紹介会社(転職エージェント)から紹介された候補者」というのは、「こちらの求人ニーズを踏まえて、人材のプロが紹介をしてきた候補者」という裏付けのある候補者として扱うことができ、しかも履歴書や職務経歴書は人材紹介会社の様式なので内容に大きなムラもなく、安心して現場に面接の依頼ができるのです。

求人企業にとって数々のメリットがある人材紹介、手数料コストが高いこというデメリットはありますが、採用が決まらなければ手数料は発生しませんから費用対効果は高く、誰もが応募を検討するような中堅〜大手企業は大抵利用しています。

逆に言えば、人材紹介も利用できない企業は本来採用にかけるべきコストもかけられない、もしくはかけない企業とも言えるのです。

ハローワークや転職サイトの玉石混交の企業の中から、なんのアドバイスもなしに応募企業や就職先を決めるのは、転職初心者にとってはなかなか難しい選択と言えます。

今の会社を辞めさせてもらえないときのための退職代行サービス

【派遣社員として働くための基礎知識】派遣から正社員への転職に成功した派遣社員Oさんの事例の8〜13話では役員ぐるみでOさん退職を阻止するF社のエピソードをご紹介しました。

たまたま派遣という仕組みでの就業であったため、私が間に立つことで次の職場への影響なく退職をすることができましたが、仮にOさんが契約社員や正社員であった場合に、上司や役員から強硬に慰留をされていたら、気が弱くて真面目なOさんはスムーズに退職ができず、次の職場を失っていたかもしれません。

そのような場合に頼りになるのが退職代行サービスです。

これまで私もこのサービスの価値を推し量りかねていましたが、F社の件を体験して、会社として成り立つからには社会的なニーズがあるのだなと納得しました。

退職代行「EXIT」

退職代行サービスの草分け的会社です。

代行費用は正社員5万円前後、アルバイト・パート3万円前後が一般的ですが、新しい業界ということもあり、サービス品質はかなりばらつきがあるようです。

他にも弁護士による退職代行の実務指導を行なっている退職代行JOBsや、法律事務所の弁護士が退職代行の実務を行う汐留パートナーズ法律事務所の退職代行サービスなど退職代行サービスを行う事業者が増えています。

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