【続編②】【派遣会社営業担当のトラブル対応報告】背中に大きな刺青の入ったQさんの対応報告

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なんとか箱と人が集まりプロジェクトスタートまでこぎつける

さて昨今の売り手市場の中で、「半年間の期間限定」と「営業職」という不人気条件の組み合わせの中で、30人の営業マンを集めるには一体どれだけの候補者が必要でしょうか?

私の会社は派遣会社ですから、派遣社員として働こうと考えて登録をしてくれた方々の中から選んだり、新たに求人広告を出したりして候補者を募るのです。

面接をするのは私ですが、前述の通りの営業職は不人気職種ですから、こちらから「選ぶ」というよりは極端に言うと「やって頂く」に近い感覚です。

連日の面接の中で、Qさんが面接に来社

毎日のように面接に明け暮れるなか、人選担当から候補者があがったというメールが届きます。

他の候補者は40歳前後のベテランが多いなか、珍しく20代の候補者。

履歴書と職務経歴書を見るに職歴も数社でまとまりがあり、一貫して営業職をやっていたようです。

「是非一度会ってみたい」とメールを返信し、早速面接を設定してもらいました。

日程調整をし、2日後に面接に来社してもらうことになりました。

当日、現れたQさんは180cm越えの長身、目鼻立ちはハッキリしていて日焼けなのか色黒のなかなかいい男です。

面接といっても面接官は私だけ、30分程度の一次面接のみで合否を判定します。

簡単にこれまでの職歴を説明してもらい、私からいくつか質問をさせてもらうというスタイル。

これまで3社で営業経験があり、それぞれ就業期間は一年程度と「堪え性がないのかな?」という懸念はありますが、こちらのプロジェクトは半年ですし、最後まで全うしてもらえれば文句はありません。

営業経験があり、元気の良さそうな若手ということで、平均年齢が上がりがちな他のメンバーのいい刺激になるかなと思い、採用を決めたのでした。

その他にも40〜50代前半の男性を中心に、なんとか計30名の営業マンを集めきり、なんとか人数的にはプロジェクトがスタートできる準備が整ったのでした。

なんとか箱(オフィス)を見つけることに成功

営業マンは揃ったものの、オフィスがなければ仕事ができません。

営業代行では「原則直行直帰」というようなオフィスを持たない運用をしているところもあるようですが、そうなるとなかなかマネジメントが難しく、要は「誰が何をしているかわからない」状況になってしまいます。

そのような運用ですと、自然と出来高払いの「フルコミッション」という契約形態を検討しますが、個々人と「一人親方」のような業務委託契約を結ぶことになり、指揮命令ができなくなってしまいます。

私の会社ではコンプライアンス的に問題のある運用は避けており、予算に多少の余裕もあることから半年限定のオフィスの確保に奔走しました。

色々と探して回りましたが、仲介業者の活躍で無事に建て替え前の物件が見つかり、思ったより安い家賃に格安の敷金礼金で半年間という限られた期間の入居に成功。

建て替え前のビルですから、築はゆうに30年は越えていて、ビル内も古臭い作りです。

オフィスというよりは「事務所」という方がしっくりくるかもしれません。

おまけに入居者がほとんどいないためにビル全体がガランとしているとともに、清掃業者も最低限しか入れていないようで、トイレの掃除は定期的にしてくれるものの、事務所内の掃除は自前、さらにはゴミ出しも自前です。

事業用ゴミの出し方なんてわかりませんから、「世の中知らないことはたくさんあるんだなぁ」と妙に感心してしまいました。

事務机や椅子、パソコンなどは割高ながらすべてレンタルで用意し、通信環境はすべて自分で契約し、設定して、配線を整えました。

まさに何から何まで手作りの事務所の立ち上げに、手をかけた私は感慨ひとしおですが、はたから見れば「取り壊し間近のほとんど人気のないオンボロ幽霊ビル」なわけで、そんな事務所でも仕事をしてくれる営業マン達に感謝をするばかりなのです。

いよいよ営業開始

実際の営業活動に入る前に30名からいる営業マンを5名程度ずつにチーム分けします。

営業職をマネジメントするときに、マネジャー1人に対して3〜5名の部下というのが適正人数と考えますが、今回はルートセールスであり、ご案内するものは設置済みの機器の保守サービスのみという単純な活動内容でもあり、5名の部下をマネジメントしてもらう建て付けにしました。

とは言っても、社員は常駐の社員2名の他はすべて契約社員ですから、契約社員の中からマネージャーを5名選び、そのマネージャーにそれぞれ5名ずつの部下をつけるという組織。

マネジメント経験のある契約社員をマネージャーに任命しましたが、実際問題上手くマネジメントができるかは出たとこ勝負といった感覚です。

数日間の座学研修やロールプレイングなどを実施し、なんとか営業活動スタートまでこぎつけたのでした。

長くなりましたので続きは続編とさせて頂きます。

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