【続編14】【派遣会社営業担当のトラブル対応報告】営業担当の私が派遣社員Zさんにストーカー行為をされた話

【続編14】【派遣会社営業担当のトラブル対応報告】営業担当の私が派遣社員Zさんにストーカー行為をされた話

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N社のコールセンターで私の担当派遣社員として働いてくれているZさんですが、私や上司による面談の中で話しぶりや振る舞いの様子がおかしいことから、派遣先での働きぶりを心配したものの、派遣先の評価はさほど悪いものではなく、しばらく様子を見ることにしたのでした。

しかし、その数日後の深夜に私が会社を出ると、そこにはZさんがいたのです。

対応経緯

偶然通りかかった上司にZさんを押し付ける

「すみません。仕事抜きの関係というのはお受けできません。また今日のこの出来事を踏まえて申し訳ありませんが私はZさん担当は降りさせてもらいます。後任はまた改めてお伝えさせてもらいます」

私が深夜に会社から出てくるのを待ち伏せたように「仕事抜きで時間が欲しい」というZさんに私は出来るだけ冷静に言い放ったのでした。

押し黙るZさん。

深夜とはいえ、高層オフィスビルの出入り口となればそれなりに人通りもあり、通りの中央でお互いに押し黙っている男女に、通りすがりの人達は興味津々でチラチラとこちらを見ながら通り過ぎていきます。

そんなとき、通りがかったのが私の上司。

「支店長(私の上司のこと)、ちょっとZさんが相談があるということで来たみたいなんですが、私はどうしてもすぐ帰らなければいけなくて、代わりにお話聞いて差し上げてもらえますか?あとで電話しますので!」

戸惑う上司をよそにZさんを上司に預け、私は足早にその場を離れたのでした。

上司に本社のトラブル対応専門部署での対応を依頼する

30分ほど経つと上司から電話がかかってきました。

「先程はZさんを突然押し付けてすみませんでした」

上司が何かいう前に私からお詫びをします。

「あの後、Zさんとどんな話があったかわかりませんが、突然Zさんに声をかけられた挙句に、仕事抜きでこれから時間を取って欲しいと言われまして・・・」

「断ったんですがあのまま一緒にいたら逃げ切れないと思って、たまたま待ち合わせた支店長にバトンタッチしてしまいました・・・」

察しが悪い上司でも、さすがに22時の会社帰りにZさんがビルロビーで待ち伏せしている不自然さには気がついたようです。

「いや、そんなことかなと思ったよ。あの後、2人になったら、何も言わずに帰っちゃってさ」

無茶振りをしてしまった負い目もあるので、Zさんが上司を「目つきがいやららしくて不愉快」と言っていたことは黙っておいてあげましょう。

それにしても今日のZさんには驚きました。

このまま放っておくと、私の帰路をつけてきて、自宅まで突き止められかねません。

私は上司に訴えました。

  • 今日の出来事でも理解してもらえると思うが、私はZさんの担当から外れたい
  • これはお願いではなくて、そうしてもらうという前提でお話をしている
  • 本社のトラブル解決の専門部署と情報共有して、場合によっては本社側で対応をしてもらいたいとも思っている
  • 私が担当から外れたと言ってもZさんは今後も付きまとってくる可能性がある
  • Zさん自身と話をしてもラチがあかないため、ご主人やご両親などZさんの身内の方を巻き込むことも必要だと思っている

電話越しにも上司が難色を示しているのがわかります。

本社のトラブル解決専門の部署での対応となれば、上司のさらに上司にまで報告を入れた上での依頼となり、これまでの自分の判断ミスや対応上の失敗がバレてしまうからでしょう。

私としたら自分の身を守りたいだけで、いまさら上司を陥れようといった社内政治に費やすエネルギーも残っていません。

「その件は週明けに話そう」

すでに時計は24時近くなっており、上司の言うことに異論もありませんでした。

週末にZさんからの脅迫めいたメールが届く

私にとって1週間で1番気持ちの安らぐ金曜日の仕事終わりですが、Zさんの襲撃によって、すっかり興を削がれてしまいました。

また週明けも上司に評価を下げられることに怯え、本社のトラブル対応専門部署への取次を阻止しようとする上司と折衝することを考えるとウンザリします。

そんな思い気持ちで床につき目覚めた翌朝、朝食を食べていると会社のスマートフォンが振動しています。

まさか・・・

と思えば予想通り、Zさんからのショートメールを連続で受診しているようです。

  • なんで昨日は突然帰ってしまったんですか?
  • 担当を変わるならN社はすぐにでも辞めます
  • 週末でも構わないので電話をください
  • 連絡をくれなければ、御社本社相談窓口に苦情を入れます
  • N社にも●●さん(私のこと)が誠意ある対応をしてくれないと苦情を入れます

そのようなショートメールが次々と届くのです。

私は十数年間派遣業界に席を置いて、様々なクレーム・トラブルに対峙してきました。

ときには有る事無い事まくし立てる気の強い女性、ある時は強面の男性、本当に様々です。

問題解決にあたっては上司に助けを求めることもできますが、30歳も超えた頃から、自分の中で問題解決は基本的には自らの力で解決し、上司には上司という立場で登場できる見せ場を作ってから依頼をするというやり方をしてきました。

ベテランの営業担当たるもの、若手に比べた自分の強みが必要で、私の強みは高い問題解決能力であり、その能力に誇りを持っているのです。

ただ、今回のように自らに降りかかるようなケースでは、変に自分で解決をしようとせず、上手く上司や会社の仕組みを利用し、組織として対応しなければいけません。

問題解決の方法はケースによって異なるからです。

長くなりましたので、続きは続編とさせて頂きます。

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