【続編19】【派遣会社営業担当のトラブル対応報告】営業担当の私が派遣社員Zさんにストーカー行為をされた話

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Zさんが帰宅した私と入れ違いに突然来社した翌日、Zさんの対応をした上司が「なんで昨晩連絡を寄越さなかったんだ!?」と詰め寄ってくるのでした。

内輪揉めに時間ばかりかかり、肝心のZさんへの対応はなかなか進みません。

果たしてZさんのストーカー行為を止めることはできるのでしょうか?

対応経緯

話のかみ合わない3人

「Zさんが急に来社した後の顛末を昨晩のうちに知ろうとしないのは、Zさんの派遣先であるN社を担当しているという当事者意識が足りない」という正しいのか正しくないのかわからないような上司の指摘に対して、「退勤後の出来事であって、そのような対応を求めるのであれば、24時間365日拘束されているに等しい」と主張する私。

この言い争いですでに1時間が経過。

肝心のZさんへの対応をどうするかという話には全く踏み込めていません。

言い争いを諌めた本社課長が口を開きます。

  • 昨晩突然来社したZさんは相変わらず「●●から担当が変わるのはおかしい」とか、「●●と話をさせてほしい」とか●●に対して非常に執着をしていた
  • このままにしておくと●●さんを待ち伏せしたり、退社後に後をつけて自宅までついてきたりと行った本格的なストーカー行為も予想される
  • 本人と話をしていてもラチがあかないので、派遣登録時に本人から申告のあったご両親の電話番号に何度も電話したが繋がらない
  • ●●さんはしばらく夕方以降はオフィスにいないようにした方がいいのではないだろうか

すると上司が余計な口を挟みます。

「いや、そうなると会議とかできないですし、業務に支障が出るなぁ」

本社課長が被せ気味に反論しました。

「いやいや、電話会議とか色々あるじゃないですか?従業員の身の安全のが優先ですよ」

「これでなにか起こったらシャレにならないですよ」

本社課長の言うことはもっともで、私への逆恨みなのか、上司のおかしな言い分が際立ちました。

三者にギクシャクした雰囲気が残りつつ、この場では私はしばらくの間は別のオフィスに身を隠すということが決まったのでした。

見知らぬ携帯番号から電話が・・・

翌日、翌々日とZさんからは特に連絡はなく、落ち着いた気持ちで仕事をし、日常を過ごすことができました。

ただ、スマートフォンが振動するたびにどこかビクビクしてしまったり、会社の帰り道にちょくちょく後ろを振り返ったりと、頭からZさんの影が消えることはありません。

Zさんに体力で負けることはないのでしょうが、やはり常に「Zさんが近くにいるのでは?」と不安になりながら毎日を過ごすのは精神を徐々に削られていく感覚です。

そう考えると、女性が男性にストーキングされるなどということは想像以上に怖いことです。

夜道で見知らぬ女性となんとなく帰り道のタイミングが合ってしまい、こちらには全くそんな気がないのに、怯えたように駆け出して逃げられてしまうといたく傷つきますが、逆の立場になってみれば十分頷ける話です。

そんなことを思いながら自宅までの帰路を歩いていると会社のスマートフォンが振動しています。

仕事を終えた後ですから無視をしてしまってもいいのですが、なにか嫌な予感がして画面を確認します。

すると電話帳には登録されていない携帯電話の番号。

日中でしたらそのまま電話に出ますが、仕事外の時間でもあり、ここは一旦留守番電話にしてみましょう。

ボタンを押すと、通話が留守番電話に移行。

声を殺して受話器に耳を近づけると、ピーという録音開始の音の後に、少し低めの男性の声がメッセージを吹き込んでいるのが聞こえます。

「・・・あの、私、そちらでお世話になっているZの夫のFと申しますが・・・」

「すこしZの件でお話がありまして・・・」

どうやらZさんのご主人のようです。

Zさんは実は旧姓で、ご本人の希望により就業先や当社との日常的ややり取りはZ姓で通しているのです。

そのご主人のFさん。

一体なんの用件でしょうか?そしてなぜ私の電話番号を知っているのでしょうか?

Zさんは「夫の浮気が原因で離婚調停中だ」と言っていました。

最近のZさんの様子からすると、ご主人とのやり取りの中で、さも男女の関係でもあるかのように勝手に私の名前をだし、誤解をしたまま抗議の電話をしてきたのかもしれません。

事実無根ではありますが、やっていないことをやっていないと証明することは意外と大変なのです。

Zさんのストーカー行為だけでもうんざりしているのに、ここにご主人との騒動まで加わったらまともな日常生活が送れる自信がありません。

心拍数が上がるのを感じながら留守番電話に吹き込まれ続けているメッセージに耳を澄ませます。

「・・・妻がご迷惑をおかけしてると思うんですが、その件でお話をしたくて・・・」

長くなりましたので、続きは続編とさせて頂きます。

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