【まとめ記事】【派遣会社営業担当のトラブル対応報告】営業担当の私が派遣社員Zさんにストーカー行為をされた話
私の担当派遣社員として派遣先のN社のコールセンターに勤務してくれている40代女性のZさんですが、派遣先での問題解決や相談事にのっているうちに私に好意を抱いてくれるようにななったようです。
家庭のある身ですから遠回しにその気がないことをお伝えしたのですが、プライベートに踏み込んだ発言や突然の訪問など、その言動は徐々にストーカーじみていき、深刻なものになっていきます。
このシリーズでは1〜27話に渡って、Zさんのストーカー行為が深刻化していく過程や私が感じた恐怖、会社としての対策に至るまでの上司との確執など解決に至るまでの出来事をストーリー仕立てでお送りします。
第1話
きっかけはZさんの派遣先であるN社の所属チームでの人間関係の問題解決を依頼されたことでした。
話を聞くかぎり、「いじめ」とも思える他社の派遣会社からの仕打ちに、派遣先に改善を求めるとともにチーム変更を前提とした交渉のした打ち合わせをZさんと行ったのでした。
第2話
Zさんとの下打ち合わせを元に派遣先と交渉をすると、先方も他社派遣社員からZさんへの「いじめ」を把握しており、早々にチーム変更も含めた対応をしてくれたのでした。
偶然も重なった早期の問題解決がZさんの私への過大評価、ひいては執着を産んでしまったようなのでした。
第3話
私を過大評価するZさん。
新しいチームに配属になったばかりの不安を相談の理由に、私を職場近くの喫茶店に呼び出すのでした。
思えばこの時から少しずつZさんの私への不自然な言動が垣間見えたのです。
第4話
喫茶店での会話でZさんからの好意を感じた私。
もしかしたら私を独身と勘違いしているのかと思い、会話の中で伝えた念押しは確かに伝わったはずなのです。
が、数日後の深夜に届いた大量のショートメールには、さらにプライベートに踏み込んだメッセージが並ぶのでした。
第5話
「どうしても今日中に直接会って相談したいことがある」などと強硬な連絡をよこし、私はしぶしぶZさんの就業先に向かうのでした。
第6話
私に営業担当のままでいて欲しいがために、ついには私の上司に直談判の電話をしてきたZさん。
問題解決のために上司に頼りたいところですが、この上司がなかなかのクセ者なのです。
第7話
散々ストーカー行為までの経緯や今後の懸念を話したのにもかかわらず、上司の判断は「引き続き私にZさんを担当させる」というものでした。
「女性相手なら男性営業担当なのだからなんとかなるだろう」という程度の浅い考えに、私は腹立たしさがおさまらないのでした。
第8話
Zさんと上司・私の三者面談をする中で、Zさんの言動や目線などから、上司も徐々にZさんの様子のおかしさを察したようでした。
第9話
明らかに様子のおかしいZさんを見ても、上司は引き続き私を営業担当のままにすると宣言するのでした。
理由を問い詰めても答えらしい答えはなく、上司の実力のなさが露呈するのでした。
第10話
上司が私を引き続きZさんの営業担当にすると宣言したあと、これまでのストーカー行為に太鼓判を押されたかたちになったZさんは、早速私に大量のメールを送ってくるのでした。
第11話
今後のZさんへの対応について、なかなか認識が合わない私と上司。
しびれを切らせた私は噛んで含めるように上司に今後の対応を説明するのでした。
第12話
面談でのZさんの様子から、もはや問題は私へのストーカーまがいの行為だけでなく、彼女の健康状態や、派遣先で求められる働きができているのかといった問題にまで発展をしてきています。
渋る上司をなんとか説得し、私は派遣先にZさんの仕事ぶりを確認しに、上司はZさんと改めて面談を行う役割分担を行なったのでした。
第13話
仕事が立て込みヘトヘトになりながら深夜帰路に着くと、ビルの出入り口にZさんが待ち伏せをしていたのでした・・・
第14話
深夜までの仕事を終え、家に帰ろうとすると出入り口にはZさん。
「仕事の関係を抜きにして一度時間をもらえませんか?」と迫るZさんを偶然通りかかった上司に押し付けて私は逃走するのでした。
第15話
週末にも送られてくるZさんからのメール。自分ごととして対応をサポートしてくれない上司。
思いつめた私は役員に「会社としての対応」を直談判するのでした。
第16話
役員への直談判もあり、週末から週明けにかけて急ピッチへ会社としての対応をするための枠組みが出来上がっていくのでした。
第17話
トラブル解決の専門部署からピンチヒッターとして登場した本社課長と上司でZさんと面談をしたあと、Zさんから私に「ストーカー扱いするな」という抗議のメールが届いたのでした。
第18話
夜、私が退社したのと入れ違いにZさんが急に来社し一騒ぎあったようでした。
翌朝上司に声をかけられ、昨晩の様子を聞こうとすると、上司が口にしたのは「昨晩のうちに連絡してこないのは営業担当としての自覚が足りない」というセリフなのでした。
第19話
「帰宅後とはいえ、Zさんが急に来社したのは同僚からのメールでわかっていたのだから連絡くらいよこせ」という上司と、「勤務後まで拘束されるのであれば、勤務時間の概念はどうなるのか?」という私。
Zさんへの対応は進まず、内輪揉めに終始するのでした。
第20話
内輪揉めに終始し、上司も本社課長もZさんへの攻め手に欠いている中、ある日の帰宅途中に「Zさんのご主人」と名乗る人物化ら私の携帯に電話がありました。
第21話
攻め手を欠くZさん対応の打開策として、上司も本社課長もご主人と面会をすることに賛成をするのでした。
ご主人から語られたのはZさんの赤裸々な過去。果たして彼を信用しても良いのでしょうか?
第22話
Zさんのご主人と話をする中で、彼の目的は「Zさんからのストーカー被害がないか我々から言質をとる」ということが分かり始めました。
Zさんからは「夫の暴力・暴言」という話も聞いており、彼を信じていいか迷う我々なのでした。
第23話
Zさんからの大量のメールや着信、さらにはZさんからのご主人を疑わせる複数の着信によって、いよいよ私は精神的に追い詰められるのでした。
第24話
エレベータを降りると、そこにはZさん・・・
またもやZさんの強襲を受け、上司も本社課長も不在であったため、意を決してZさんと対峙することにしたのでした。
第25話
「夫と会ったのか?」と詰め寄ってくるZさんに、これまでの溜まりに溜まったストレスが爆発し、「非常識だ、迷惑だ、もうあなたとかかわりたくない」とZさんを論破するのでした。
メソメソと泣き出すZさんは「ちゃんと話をさせてください」と本音らしきことを話し出すのでした。
第26話
夫が怖くて家出をしているというZさん。強い執着を持って彼女を探すご主人。
ついにはご主人が派遣先にまで姿を現わすのでした。
第27話
いよいよ最終話。