【続編20】【派遣会社営業担当のトラブル対応報告】営業担当の私が派遣社員Zさんにストーカー行為をされた話

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派遣社員Zさんのストーカー行為への対応に攻め手を欠いていたところ、ある日の会社帰りにZさんのご主人だと名乗る方から私の携帯に電話があったのでした。

対応経緯

派遣社員Zさんの御主人から衝撃の告白

「・・・妻がご迷惑をおかけしてると思うんですが、その件でお話をしたくて・・・」

警戒してすぐに電話には出ず、留守番電話に吹き込まれるメッセージに耳を澄ませていたところ、なにやら思ったのと違うニュアンスのメッセージが聞こえてきました。

落ち着いた話し方や、少し下手に出た言葉のニュアンスから、どうやら私の危惧したZさんのご主人が私との不貞を疑って怒鳴り込んできたというわけでもなさそうです。

Zさんとの直接対話では解決に向けての話の進展は期待できない状況です。

ここは勇気を出してこのZさんのご主人と名乗る人物と対話をしてみようと決意をしたでした。

「・・・もしもし?」

通話ボタンを押し、恐る恐る話しかけます。

「あ、もしもし。すいません突然電話をしまして」

「Zの夫のFと申しますが・・・少しお話をさせて頂いてもよろしいでしょうか?」

私は少しビビりながら「はい」と答えます。

「実は最近妻の様子がおかしくて気になっていたんです」

「遅く帰ってくる日が増えたり、掃除や料理なんかの家事がかなり疎かになってまして」

「それで、前から様子はうかがていたんですが、数日前にたまたま妻がお風呂に入るときにスマホをリビングに置いていったのを見て、悪いなと思いつつも中を見ちゃったんです」

「そうしたら発信履歴には●●さんの携帯番号がずらっと並んでいて」

「メールの送信履歴にも●●さんへのメールがずらっと並んでいて」

「しかも、そのメールの内容がなんというか・・・」

ここまで話が進んだ段階で、私はかなり怖くなり、心拍数が高まったのでした。

世の中には冷静そうなそぶりなのに、実はふつふつと憎しみの火を燃やしていて、いきなり沸点に達したように怒り出す人という方がいるのです。

電話越しではZさんのご主人の表情もうかがえず、冷静で単調な話し方に逆に恐怖を感じます。

私が黙っていると、Zさんのご主人がさらに言葉を続けます。

「いやいや、なにか勘違いされたらすみません」

「なんというか、妻とあなたの浮気を疑っているという事じゃないんです」

「実は・・・」

そういうと、Zさんのご主人は打って変わって矢継ぎ早に話し始めたのでした。

その内容をまとめると次のようなことになります。

  • 実は前職のときも、急に帰宅が遅くなったり、家事を一切やらないようになったことがあった
  • 家にいるときはずっと上の空で、明らかに様子がおかしいので「何があったんだ?」と問い詰めた
  • すると突然「好きな人ができた」「別れてほしい」と言い出した
  • あまりに唐突な話で動揺しながら理由を聞くと、その好きな人と一緒になりたいのだと言う
  • 私は妻との家庭生活に満足していたので、到底受け入れられないと突っぱねた
  • その後数日、妻とは膠着状態だったが、ある日また妻のスマホを覗き見れる機会があった
  • 発信履歴やメールの送信履歴に相手の男性の連絡先があり、意を決してその男性に連絡をした
  • 電話で話すと、相手の男性はかなり狼狽した様子だったが、「Zさんと浮気なんてしていない」「むしろ付きまとわれて困っているのだ」と主張してきた
  • 言い逃れだと思ったので、「一度会って決着をつけよう」と面会の約束をした
  • 当日、待ち合わせの喫茶店に行くと、その男性とその上司と名乗る二人組が待っていた
  • どういうことなのかと今度はこちらが狼狽していると、その男性の上司が話し始めた
  • 上司の男性は、これまで部下が妻から度重なる「ストーカー行為」を受けてきたと主張した
  • 重ねて妻による「ストーカー行為」の証拠として、男性が受信したメールや、電話や対面での会話の録音データ、時系列にどんな被害を受けたのかといった膨大なメモを提示してきた
  • そして上司は「ちょうど、証拠も十分揃ったので警察に相談に行こうと思っていたんです」とコメントした
  • 全く予想しなかった事態に驚愕したが、その場で土下座をして警察への通報は許してもらった
  • 後日、妻を同席させ、「今後一切、男性には近寄らない」と宣誓させ、一筆も残し、勤務先の会社は即時に退職することで解決した

ご主人いわく、Zさんにはこのような過去があることから、また再び様子のおかしい妻を見て、悪いと思いつつスマートフォンを覗き見て、私の連絡先を見つけ電話をしてきたと言うのです。

Zさんのご主人の話に矛盾は感じませんが、電話でしか話したことのない方の話をすべて信用できるものでもありません。

また、これも信用ができるかわかりませんが、Zさんからは「夫の浮気・暴言・暴力」といった話を聞いていることもあり、どうしても色眼鏡で見てしまうのです。

私が言葉を迷っていると、Zさんのご主人が口を開きました。

「突然のお電話でなかなかご理解いただくことも難しいと思ってますので、一度お会いすることはできませんか?」

「早い方がいいと思いますので、明日の夕方はどうでしょう?そちらまで伺いますので」

このままZさんとの直接対話での進展も期待できません。

疑心暗鬼になってばかりいても始まりませんから、ここは一度会ってしまおうと決心します。

「わかりました。それでは上司とも相談して、明日の朝ご連絡をさせて頂きます」

長くなりましたので、続きは続編とさせて頂きます。

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