【続編23】【派遣会社営業担当のトラブル対応報告】営業担当の私が派遣社員Zさんにストーカー行為をされた話

【続編23】【派遣会社営業担当のトラブル対応報告】営業担当の私が派遣社員Zさんにストーカー行為をされた話

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Zさんのストーカー行為の対策に新たな一手になると期待したZさんのご主人との面会は不調に終わったのでした。

そして日の深夜にZさんからのメールと、見知らぬ番号から連続した着信拒否があり、精神的に追い詰められた私は、ほとほと自分の仕事にウンザリするのでした。

対応経緯

上司と本社課長の不甲斐なさにキレる

翌朝出社すると同時に上司と本社課長を捕まえます。

昨晩深夜に送られてきたZさんのメールと、誰だかわからない携帯番号からの鳴り止まない電話の話を伝えます。

そして、止まないZさんからのストーカー行為に苛立つ私は二人に向かって感情的に気持ちをぶつけます。

「正直もう耐えられないです」

「平日も休日も日中も深夜も、常にZさんに見張られているようで気持ち悪いですし、身の危険を感じます!」

「さらにはご主人が登場人物に加わり、そのご主人に関する昨晩のZさんのメール」

「Zさんのメールがどういう意味なのわかりませんが、今後私はZさんのご主人からも危害を加えられるかもしれない不安も抱えることになったんです!」

「支店長(私の上司のこと)と課長で対応を頂いていますが、そろそろ警察に通報するとか、弁護士を通してZさんに警告を発するとか、成り行きまかせではない対応をしてもらえませんか!?」

私の剣幕に上司も本社課長も少し驚いているようです。

思えば本社課長はトラブル対応のプロフェッショナルという触れ込みでこの問題解決に加わったはずです。

自分の保身しか考えていない上司に比べれば、従業員の安全を第一に考えた本社課長の対応はありがたいものですが、どうにもプロらしい根本解決への打ち手が見当たりません。

Zさん対応もあってちょくちょく私の所属するオフィスに来てくれているのですが、結局は別のトラブル対応に翻弄されているだけで、Zさんの件に関してはほぼ成り行きに任せているに過ぎなかったのです。

Zさんとの矢面に立ったのも、Zさんのご主人との矢面に立ったのも結局は私。

ZさんもZさんのご主人も、上司や本社課長という登場人物がいることは認知しているものの、直接的なターゲットは私であり、彼ら二人は「ついたて」くらいの役割しか果たしていません。

私の剣幕に圧倒された本社課長は口を開くのでした。

「わかった。本社にも相談して顧問弁護士と話してみるよ」

エレベーターが開くとそこにいたのは・・・

本社課長から「弁護士への相談をする」という言質をとり、二人への八つ当たりもできて少し気分が晴れたのでした。

午後になり、派遣先とのアポためにオフィスを出る身支度をし、エレベーターでロビー階までおります。

「チン」という音ともにエレベーター扉が開きます。

降りようとすると、目の前にいるのはZさんです。

え、なんでZさんが?

まだ就業しているはずの日中ですし、そもそもそうでなくともこんなところにいては不自然なのです。

突然のことに動揺する私にZさんがにじり寄ってきます。

「●●さん(私のこと)、なんで電話に出てくれないんですか!」

結構な大きな声で詰め寄られます。

目に涙も浮かべながら私の方をジッと睨んでくるのです。

高層ビルのエレベーターホールですから、ひっきりなしに人の行き来はあるのです。

そんな往来で、涙目の女性に「なんで電話に出てくれないんだ」と詰め寄られる私、はたから見ればどう考えても私がZさんを弄んだ挙句に音信不通になった卑劣な男という構図です。

なんでこんなに理不尽なことばかりが起こるのでしょうか。

ここで押し問答をするわけにも行きませんから、とりあえずオフィスに戻りましょう。

「ちょっとZさん、ここで話していても仕方ないので、ウチのオフィスに来ませんか?」

しぶしぶZさんを伴い、オフィスに戻るのでした。

仕方なくZさんとオフィスにとんぼ返り

オフィスに戻ると、他の社員が怪訝な顔でこちらを見ます。

「忘れ物でもしたの?」と話しかけたそうなそぶりの同僚でしたが、私の後ろにいるZさんを見て口をつぐみます。

前回私が退社後、入れ違いに突然オフィス訪れたZさんはすでにオフィス内ではちょっとした有名人です。

客先に行くはずだった私が、10分もせずに帰ってきて、背後にZさんが連れ立っているのですから、普通の状況でないことはすぐに理解できたようでした。

Zさんを会議室に通し、上司か本社課長がいないかオフィス内を見回すと2人とも見当たりません。

「大丈夫?なんでZさんががついてきたの?」

「いや、それがエレベーター降りたら目の前にZさんがいて、ほんと心臓止まるかと思った・・・そういえば支店長(私の上司のこと)と課長っていないの?」

同僚とそんな会話をしていると、上司も本社課長もちょうど客先で商談中の時間だとのこと。

そうなると、彼らを待ってからZさんと面談というわけにも行かなそうです。

しかし密室でZさんと2人になるというのは、少し不安を覚えます。

2人だけで話をしたときに、のちのち「あの時に●●さんはああ言った」とか「あの時にこんなことをされた」などありもしない事を言われたのではたまりません。

また、せっかく私が直接話すのであれば、Zさんからのストーカー行為に歯止めを効かせるべく、なんらかの約束をさせるなどしたいものです。

しかし証人もいない中では、それらの約束が反故にされてしまうかもしれません。

そこでオフィスにいた女性の営業担当捕まえ、次にように言いました。

「悪いけどZさんとの面会に同席してくれない?」

長くなりましたので、続きは続編とさせて頂きます。

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