【続編24】【派遣会社営業担当のトラブル対応報告】営業担当の私が派遣社員Zさんにストーカー行為をされた話

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止まないZさんのストーカー行為に追い詰められ逆上した私は、上司と本社課長に「弁護士や警察への通報含めた本格的な対応をお願いしたい」と詰め寄ったのでした。

半ば八つ当たりのように彼らに詰め寄り少しきの晴れた私は客先に向かうべくエレベーターを降りると、目の前にいたのはまさかのZさんなのでした。

対応経緯

派遣社員Zさんと面談

「え、嫌ですよ。怖いですもん」

Zさんと2人だけの面談は色々な意味で危険だと感じた私は、オフィスに残っていた女性営業担当に同席を求めたのでした。

頼まれた方は当然嫌がります。すでに私のオフィス内ではZさんは過激なストーカーとして有名人なのです。

「いや、助けると思ってさ。初対面の男性に同席をしてもらうとなるとZさんも構えるし、女性の方がいいと思って」

「あくまで証人として同席して欲しいだけだから、何も話さなくていいから」

「えぇぇ本当ですか・・・じゃぁ・・・まぁいいですけど」彼女はしぶしぶ答えます。

2人で連れ立ってZさんの待つ会議室に入ります。

突然現れた女性に少し怪訝な顔をしたZさんが口を開く前に私から紹介をします。

「いや、上司から女性の派遣スタッフさんとのシリアスな面談をするときには、できるだけ女性を入れるように言われてましてね」

「私と同じ支店の営業担当でAと言います」

とりあえずZさんとの面会に証人となる第三者を入れることに必死だった私は、理由になっているのかなっていないのかわからないような苦しいコメントをしつつ、有無を言わさぬ雰囲気で彼女が同席することを押し通したのでした。

「それで、今日は突然どうしたんですか?今の時間ってN社の就業時間だと思うんですけど」

「それにウチの上司から話があったと思うんですが、私はもうZさんの営業担当ではないので、申し訳ないんですが、あまりやり取りをするなと言われているんです」

Zさんは少しAの方を見ながら、ためらいがちに話し始めます。

「●●さん、なんでメールや電話をしているのに出てくれないんですか!?」

少し身を乗り出して訴えかけるZさん。

「いえ、さっきお伝えした通り、上司からZさんの担当を外れるように言われていて、Zさんから頂いたメールや電話には反応しないようにと指示されているんですよ・・・」

私は逆にのけぞりながら口ごもりながら答えていると、

「そういうことじゃないんです!!!●●さんが心配だから連絡してたんです!!!」

Zさんが突然大きな声をあげたのです。

私もAも驚いて言葉を失います。

会議室のドアはスリット状にガラス面があり、外の様子が見えるのですが、外にいる社員たちもZさんの大きな声に驚いてこちらをチラチラと覗き見ています。

「夫が●●さんのことを知っているようなことを言っていたから・・・もしかして夫が●●さんに会いにきたんじゃないかって・・・夫はこちらにきたんですか!?」

先ほどのZさんの大声に気圧されたこともあって、瞬間的に「いえ、お会いしていないです」と答えます。

「お会いしてないっていうのは、連絡はあったけど会っていないってことですか?それとも連絡もない?」

どう返答していいやら、私は頭をフル回転させます。

Zさんは私がご主人と会ったかどうかについて、何をポイントにおいているのか?

「●●さんが心配だから連絡してたんです!!!」と言うということはご主人が私に危害を加えると心配している?

それとも私へのストーカー行為がご主人に露呈することを恐れている?

色々と考えた末に少し深めに息を吸って気持ちを落ち着かせてから、次のように答えます。

「Zさん、約束もなく突然ウチに来て、もはや営業担当でもない私を捕まえて、夫に会ったかどうか答えろ!なんてどうかしてませんか?」

「上司や課長からも話があったと思いますが、私はZさんがこうして突然来社してきたり、昼夜を問わず休日にまで連絡を取ってくるのは正直迷惑だし、怖いと思ってます」

「Zさんの営業担当を私から別の者に変えてくれと頼んだのは私ですし、もうあなたにかかわりたくないんです、怖いんです」

「私がご主人と会ったとか会わないとか、私にはどうでもいいことなので、申し訳ありませんがお引き取りいただけませんか?」

言ってやった・・・言いたいことを十二分にZさんに伝えた私は席を立ちかけたのでした。

あっけにとられているのは急に同席をさせられたAでしょう。

わけもわからず、いきなり修羅場にぶち込まれたようなものです。

申し訳ないなと思いつつ、Zさんを退室させるべく、まずはAを促したのでした。

しかしZさんが立ち上がるそぶりがありません。

肩を震わせながら嗚咽が聞こえてくるのです。

「どうしたものか・・・」

少し迷いが生じましたが、女性であるAを同席させたのは幸いでした。

Aに目配せし、目線でZさんを介抱するよう導きます。

Aは「え?私?」といった表情で不満そうに私を見ます。

「Zさん、どうしたんですか?大丈夫ですか?」

しぶしぶAがZさんの肩に手を当て、話しかけます。

しばらく嗚咽が続いた後にZさんが口を開いたのでした。

「すみませんでした。ちゃんと話しますのでもう少しだけ時間をもらえませんか?」

長くなりましたので、続きは続編とさせて頂きます。

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