【続編25】【派遣会社営業担当のトラブル対応報告】営業担当の私が派遣社員Zさんにストーカー行為をされた話

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エレベーターを降りると目の前にいたのはZさん。

心臓が止まるかと思うほど驚きましたが、仕方なくオフィスに連れ立ち、面談をします。

「夫と会ったのか!?」と詰め寄るZさんに、これまでのストーカー被害のストレスが溜まりに溜まった私は「非常識だ、迷惑だ、もうあなたとかかわりたくない」とZさんを論破するのでした。

対応経緯

派遣社員Zさんと面談

「すみませんでした。ちゃんと話しますのでもう少しだけ時間をもらえませんか?」いうZさん。

そのまま話を閉じるわけにもいかず、無理やり同席させられた女性営業担当のAと私は再び席に着くのでした。

少し深呼吸をしてからZさんが口を開きます。

  • 夫が●●さん(私のこと)に会いにきたかどうかを聞いたのは、夫が●●さんに危害を加えたりしなかったか心配だったから
  • 前にも少し話したが、夫からのDVが酷くて離婚をしよう動いてた
  • 夫は大反対で、全く取り合ってくれないどころか、ますます暴力を奮われることが増えた
  • ここ数日、夫から「お前の浮気相手の事はよく知ってるんだぞ」と言われるようになった
  • 暴力や暴言が怖くなって、ここ数日は友人の家に身を寄せている
  • 家出をしているからか、職場に「夫かもしれない」と感じられる私宛の不審な電話が入っている

思った以上の泥沼の様相にうんざりして深いため息をつきます。

Zさんの夫婦関係には同情しますが、私にこんな話をしてどうしようというのでしょう。

ついさっき面と向かって「あなたからストーカー行為を受けて迷惑だし怖いから帰ってくれ」と伝えているのです。

「●●さん、私どうしたらいいんでしょうか?」

Zさんの口から私の予想通りの言葉が発せられたのでした。

「自分でどうにかしてくれ!」というのが本音ですが、ZさんはまだN社に就業中の当社の派遣社員なのです。

先ほどの話では職場に「夫かもしれない」と感じられる私宛の不審な電話が入っているとのこと。

ご主人の私へのアプローチを考えると、近日にZさんの派遣先に押しかけかねません。

Zさんの話が全て真実とは思えませんが、先日Zさんのご主人と話した時に上司も本社課長も私も満場一致で「何か信用ができない」という悪い予感は外れていなかったのです。

夫婦のトラブルを派遣先にまで持ち込みかねない状況に、何かしら手を打っておかないと、後々大きなトラブルになり兼ねないのです。

私は慎重に言葉を選びながら話します。

  • 先程は答える必要がないと思って言わなかったが、先日ご主人が来社した
  • 内容はお伝えしないが、トラブルにはなっていない
  • ポイントはご主人から連絡があった際、もっともらしい話ぶりから、私は特に怪しまず面会をするという判断をしたということ
  • Zさんの職場にご主人らしき方から電話があったということだが、Zさんが家出をしたままだと、近日に御主人は職場に現れるのではないか?
  • ご主人が職場に来たとして、どんな振る舞いをするかはわからないが、「妻を探して夫が職場に来た」という事実で間違えなくZさんは職場で居づらくなるであろう
  • ご友人の家に身を寄せるといっても限界があるだろうし、間に人を立てて、身の安全を確保した上でご主人と向き合ったほうが良いのではないか?
  • 派遣先に突然Zさんのご主人が現れるかもしれないという状況が続くのであれば、私もどこかのタイミングで派遣先にアラームをあげなければいけない

ひとしきり話し終えると、Zさんは少し考えてから口を開きます。

「誰かを間に立ててといっても・・・誰に相談すれば・・・」

「どうしたらいいでしょうか・・・」

そこは自分で考えてほしいものです。

知り合いの弁護士もいなくはありませんが、紹介をしたら最後、Zさんと私の関係が継続してしまいます。

「それはご自身でお考え頂けませんか?ご夫婦の問題ですし」

「離婚問題やDVを得意にしている弁護士もいるというのでネットで検索してみてはいかがでしょうか?」

その後もZさんからの「どうしたらいいでしょう?」という問いかけが繰り返されましたが、心を鬼にして「ご自分で考えてください」と冷静に返答します。

友人宅とはいえ、慣れない環境で夫の影に怯えながら仕事を続けるというのは相当なストレスなのでしょう、Zさんは少しやつれたように感じました。

ただ、そういった中でのストレスや行き詰まりを私にぶつけられるのは困ります。

しょんぼりした様子でZさんは席を立ち、帰路に着いたのでした。

上司や本社課長と認識合わせをする

その日の夜に帰社した上司と本社課長を捕まえ、今日の出来事を共有します。

「本当にZさん怖かったです・・・」

同席した女性営業担当Aのコメントもあって、Zさんの様子のおかしさは2人にも実感を持って伝わったようでした。

Zさんとその派遣先であるN社への今後の対応については次のように認識合わせをしました。

  • 数日後に本社課長がZさんに連絡をし、その後ご主人と話し合いをしたかを確認する
  • 進捗がないようであれば、Zさんのご主人がN社に押しかけることを懸念して、派遣先担当者に状況を共有する

派遣先にZさんのご主人が現れるかどうか、現れたときにどんな振る舞いをするのか?

ご主人へのコントロールはZさん次第という状況に不安が拭えませんが、今この時点で派遣先に懸念を伝え、ありもしないトラブルでZさんを必要以上に不利な状況に置くわけにはいきません。

とはいえ、いざトラブルが起きたときに状況を知りながら派遣先に何も伝えていなかったというのもマズイ・・・

そのような葛藤、さらにはZさんの対応は上司や本社課長が行い、派遣先の対応は私が行うといういびつな担当体制の中で、「数日様子を見る」という苦肉の策ともいえる対応策に落ち着いたのでした。

長くなりましたので、続きは続編とさせて頂きます。

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