【続編②】【派遣会社営業マンのクレーム対応報告】自分から退職を申し出たのに、関係ない営業所に「不当解雇された!無理やり退職の書類を書かされた!」と苦情の電話を入れまくる派遣スタッフIさんのクレーム対応②

【続編②】【派遣会社営業マンのクレーム対応報告】自分から退職を申し出たのに、関係ない営業所に「不当解雇された!無理やり退職の書類を書かされた!」と苦情の電話を入れまくる派遣スタッフIさんのクレーム対応②

【派遣会社営業マンのクレーム対応報告】自分から退職を申し出たのに、関係ない営業所に「不当解雇された!無理やり退職の書類を書かされた!」と苦情の電話を入れまくる派遣スタッフIさんのクレーム対応①でお伝えしたIさんの私の会社に対する営業妨害まがいの苦情電話攻勢ですが、結局、Iさんと私、本社トラブル対応担当者の3名で話し合いをすることになりました。

前回までの経緯

●職場での業務中の私語の注意を試みたが、本人へのヒアリングの段階で逆上し、本人意思で強行に即日退職した

●翌日から私の会社の複数の営業所に「不当解雇された!無理やり退職書類にサインさせられた!」という苦情の電話を入れてくるようになった

●会社としてIさんの苦情電話は、内容が全く事実と違うこと、関係のない営業所に一方的に苦情をまくし立てるといった手口から、顧問弁護士にも相談し営業妨害であると判断し、本人に警告した

●Iさん、私、本社トラブル対応担当の3名で話し合いをすることになった

Iさんとの話し合い

日を決めて、Iさんには私の営業所に来てもらい、Iさんと本社トラブル対応担当者、私の3人で話し合いをする事にしました。

本人より話し合いを録音したいとの申し出があり、お互いに録音をすることとしました。

まず私たちからIさんに次のことを伝えました。

  • K社での派遣就業を前提とした雇用契約については、Iさんからご自身の判断で退職をされたと理解している
  • 当社からすると、Iさんが雇用契約の途中であるにも関わらず、話し合いに応じずに一方的な主張で、強行に雇用契約を解約することを申し出て、状況から当社がそれを飲まざる得なかったと理解している
  • Iさんが当社の各所に伝えている苦情を全て把握しているが、内容に一貫性がなく、不正確な内容という見解である
  • Iさんが当社の各所に連絡をされているが、内容からして営業妨害に当たると考えている。これは顧問弁護士に相談しての見解である
  • 本日の話し合いの後もこの営業妨害が続くようであれば警察に通報する考えである

話と合わせて、Iさんが提出した退職願いと退職書類をテーブルの上に置きました。

私達からの話に対してIさんの主張は次のようなものでした。

  • ○○(私のこと)は私に無理やり退職願いを書かせた。なので、この退職願いは無効だ
  • すでにしかるべき相手にこの件を相談しているが、○○からされた退職強要やパワハラ、職場の同僚の女性派遣社員に行ったセクハラは許されるものではない、おたくの会社はなぜ私のの話を信じずに○○を解雇しないのか?
  • おたくの会社の各部署に電話をしたのは、あなたたちが私の話を信じないから、話を信じてくれるところを探していただけで、営業妨害ではない
  • 今回の話し合いでも、私の話を信じてくれないのであれば、またおたくの会社の中で信じてくれる人がいるまで電話なり、訪問をするつもりだ

Iさんの事実無根で勝手な主張にあきれ果て、本社のトラブル対応担当者と顔を見合わせて半笑いしてしまうくらいでした。

1時間程度話は続きましたが、お互いの主張が全くかみ合わないので、話は進みません。

結局、折り合いがつかないまま物別れとなりました。

翌日からIさんの営業妨害が再開

話し合いが物別れに終わったことで、Iさんの予告通り、翌日から全国の営業所に、Iさんからの電話がかかり続けました。

全国の営業所といっても、そんなに数があるわけではないので、一つの地方営業所に1日に何回も電話がかかってくるような始末で、1回の電話で30分程度一方的に自分の言い分を主張するといった具合でしたので、いよいよ営業妨害といった様相です。

全国の営業所には、役員から私とIさんのトラブルに対する正確な情報を発信し、今後Iさんから電話があった場合は、一切話は取り合わず、本社窓口に連絡するよう伝えてありますので、Iさんの主張を真に受けるようなことはなく、また可能な限り記録をするなり、録音をするなりといった証拠を残す動きも取ってもらいました。

Iさんからの営業妨害が再発して2日目、事前に相談をしておいた最寄りの警察署に役員、上司とともに訪問し、証拠のメモや録音データを渡して、どのように対応をしたらよいか相談をしました。

警察からのアドバイスは次のようなものでした。

  • まずは警察からIさんに電話で厳重注意をする
  • 電話番号などの個人情報の警察への提供については本人の許可を取る必要はないが、できれば事前に本人にメールなどで通知をしておいてほしい
  • 電話での厳重注意でも改善されない場合は、本人宅に出向くか、署に出頭させる
  • いずれにしても立件などはせずに、警察が間に入ることで、話し合いで解決されるようにしたいと思う

私どもも当事者同士の話し合いでの解決を望んでいましたので、警察からのアドバイス通り、Iさんに警察に通報をしたこと、そのために警察からIさんに連絡が行くことをメールで伝えました。

警察から厳重注意の後のIさんは・・・?

警察から連絡がある旨のメールを送った翌日、Iさんからのメールの返信もなく、また私の会社への営業妨害電話もありませんでした。

数日経って、Iさんより次のような主旨のメールが届きました。

  • 御社との雇用契約は、自己都合により私から破棄した
  • 御社との間に債権債務はない
  • 今後御社とはかかわりを持たない

これまでのIさんの電話やメールからすると、ずいぶんかしこまったしおらしい文面です。

相談をした警察署に聞くと、Iさんの住む所轄の警察署に確認をしたところ、地元でも有名なクレーマーで、様々なトラブルを起こしては金品をせしめていたようだとのこと。

今回、警察から電話をして注意をすると、急に態度を変えて反省の弁をまくし立てた(反省の弁でも一方的に主張をすることは同じみたいです)ので、「事実を認めて反省をしているなら、そのことを相手先(私の会社)にも伝えて、許しを請いなさい」と指導をしたそうです。

それを受けてのメールだったようで、お詫びの一文がないのは腑に落ちないものの、了解した旨のメールを返信して、この件は一件落着となりました。

私のホンネ

Iさんが私の会社の色々な営業所に電話をしまくったせいで、私はすっかり社内の有名人になってしまいました・・・

皆様事情は知って頂いているものの、ご迷惑はかけているので、すべての営業所にお詫びのメールと電話をしました。

すっかりいわれのない恥をかかされた私ですが、有名人になったおかげで、仕事上で必要な全国周知などでは、すぐに私からの発信だとわかってもらえて返事をもらえたりするので、思わぬ副産物だなぁと、妙に感心するのでした。

前編①はこちら

更新情報はTwitterに配信しています!