【派遣業界裏事情】派遣業界は目先の数字ばかり、長く安定して働いてくれているスタッフさんに報いない姿勢は疑問

【派遣業界裏事情】派遣業界は目先の数字ばかり、長く安定して働いてくれているスタッフさんに報いない姿勢は疑問

派遣会社営業マンはやることが多すぎて自転車操業になりがち

派遣会社営業マンのクレーム対応報告でもお伝えしている通り、人材派遣業はクレーム産業であり、常になにかしらのクレームやトラブルを対応しています。

ずっと感じていることなのですが、クレーム・トラブルをはじめとして、派遣会社営業マンはやることが多すぎて、安定して長く就業をしてくれているスタッフさんをフォローする余裕がないのです。

「便りがないのは無事な証拠」とばかりに、安定して仕事をしてくれているスタッフさんはどうしても後回しになってしまい、日頃の感謝を伝えるタイミングも少なくなってしまいます。

派遣会社営業マンのミッションとは?

【派遣業界裏事情】派遣で働くなら知っておきたい、派遣会社営業マンの成績カウントの仕方でもお伝えした通り、大半の派遣会社で営業マンがまずやるべきことは毎月のノルマ達成です。

毎月スタート○名、終了(退職こと)○名で、純増○名の目標といったかたちで目標を与えられ、それぞれの営業マンは次のようなアクションを行います。

  • スタートを増やすためにはまずオーダー、既に取引のあるお客様での追加オーダーの確認や、別部署で募集があるようなら担当者の紹介のお願いなど、深耕開拓といわれる営業活動
  • 同じくオーダーを頂くために、過去取引のあったお客様や、全くのど新規のお客様を訪ねて回る新規開拓といわれる営業活動
  • 最終的には純増をすれば良いので、辞めたいと言っている派遣スタッフや、契約を打ち切りたいと言っているお客様への引き止め交渉

これだけでも結構な活動量なのですが、ここに色々と乗っかってきます。

  • 突発的なクレームやトラブル
  • 頂いたオーダーの専用システムへの入力や、お客様から依頼のあった見積書や契約書、資料などの作成
  • 社内のもろもろの報告モノへの対応
  • 派遣スタッフの社会保険や雇用保険などの事務処理
  • オーダーを頂いてから、候補者があがったあとの職場見学の対応
  • お客様や派遣スタッフからのメールの対応
  • 派遣スタッフから夕方以降にかかってくる相談電話などの対応

書いていて嫌になってきました・・・

そんなこんなで、日中出先で歩き回り、帰ってきたら帰ってきたで、メール対応やら事務処理やら、私から見ると全く意味のない報告を上司に求められて対応したりとか・・・なんだかんだであっという間に22時になっている日もあります。

他の業界ではCS(顧客満足)が当たり前に意識されていますが、派遣業界は目先の数字第一で、長く安定して働いてくれているスタッフさんは二の次なんですよね・・・

携帯電話業界に似てますね・・・

派遣会社営業マンが数字を上げる難しさ

派遣会社営業マンの一番のミッションであるノルマの達成ですが、営業マンとして数字を上げていくのもなかなか大変です。

私は転職組で、他の業界の営業職も経験しているのですが、派遣会社の営業職は次のような特徴があるなと考えています。

  • 人を探している企業と、仕事を探している派遣スタッフのいわば仲介業、マッチングは可能性の問題なので、他業種の営業職的視点で見ると「供給が安定しない」
  • ほとんどの派遣スタッフが色々な派遣会社に登録していて、必ず自社の派遣スタッフとして働くわけではない。他業種の営業職的視点で見ると「商品力が安定しない」
  • 商品が労働力ということで、人に由来するので、そのスタッフさんの体調や家庭環境など状況が安定しない。他業種の営業職的視点で見ると「品質が安定しない」

派遣会社営業マンは無い無い尽くしの状況で、扱う商材は労働力という無形サービスです。

他の派遣会社との差別化要因はあまりなく、あちこちに顔を出して「何かあったらよろしくお願いします」といった、前近代的な効率の悪いドブ板営業になりがちです。

かたや営業マンが企業から人材ニーズを片っ端から頂きつつ、供給部門は求人や人選に工夫を凝らして、なんとか候補者をあげるわけです。

つまり、「商品力や供給が安定しない」なかで、人海戦術でオーダーを取ってきたり、人選をして候補者を出したりして、最終的なマッチングのための確率を上げる作業をしているわけです。

システム化とか、AI化とかも社内で議論されていますが、構造的に労働集約型の産業なんですね。

確率を上げるための数をこなすという意味ではあまりスキルは必要なく、若く素直に元気に動き回れる人の方が有利になります。

【派遣業界裏事情】ベテランが強みを活かしづらい派遣会社営業マンのキャリアプランは?でもご紹介した通り、油断するとベテランが立ち位置をなくしてしまう業界だということです。

今回はほとんど愚痴でしたね・・・

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